悪質リフォーム業者の実態と巧妙な手口
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悪徳業者のよくある手口教えます!
悪質リフォーム業者は、最初は非常に感じが良く、親切な振る舞いで近づいてきます。しかし、その裏には巧妙な罠が隠されていることも少なくありません。ここでは、実際に行われた手口の具体例を紹介し、その実態を明らかにします。
実際に行われた手口の具体例
Aさん(65歳・女性・一人暮らし)
る日、作業着姿の人物が「屋根や基礎の無料診断」を申し出てきました。その熱心で親身な態度に安心し、Aさんは点検を依頼してしまいました。作業員は汗を流しながら屋根に上がり、サービスで雨樋の掃除までしてくれたため、Aさんは「申し訳ない」という心理状態に陥りました。
しかし点検後、状況は一変します。作業員は「瓦がずれている」と写真を見せて不安を煽り、すぐさま契約を迫ってきました。困惑したAさんが相談を口にすると、今度はその場で会社に電話して大幅な値引きを提示し、断れない雰囲気を作り出します。結局、「今すぐ工事しないと危険だ」と言葉巧みに居座られ、根負けしたAさんは契約書に署名してしまいました。
こうした被害は決して他人事ではありません。「自分は大丈夫」と思っている人でも、百戦錬磨の「プロ」による巧妙なペースに巻き込まれれば、いつの間にか被害に遭ってしまうリスクがあるのです。決して油断してはいけません。
悪質リフォーム業者が用いる巧妙な手口
1.ターゲットにされやすい家の特徴
悪質業者は、訪問前に洗濯物の状況、駐車している車の車種、表札などを細かく観察し、居住者の構成をリサーチしています。 彼らが特に好むのは、家族会議が必要な世帯ではなく、本人の判断のみで即決が可能な独居世帯です。 そのため、子供が独立した後の高齢者の一人暮らし宅は、絶好のターゲットとなります。
また、建物の外観も重要な判断材料です。
- 築年数が経過し、メンテナンスが必要に見える一戸建て
- 過去に訪問販売での施工歴がある家(ソーラー温水器やシロアリ駆除のシール、特定の外壁材などから容易に判別されます)
一度契約したことのある家は「再び契約が取れる可能性がある」と見なされ、繰り返し狙われる傾向にあります。
2.外見・服装から見る悪質業者の特徴
悪質業者は相手に警戒心を抱かせないよう、スーツ姿を避けて作業着を着用して訪問する傾向があります。 具体的には、上着は作業着で下はスラックスにスニーカーといったスタイルや、いかにも職人らしい地下足袋にニッカポッカという出で立ちで現れることもあります。 また、会社案内や商品パンフレットなどの資料を一切持たず、手ぶらでやってくる者が多いのも不審な点の一つです。
3.悪質業者がよく言うセリフ
無料でお宅を○○診断しますよ!
耐震診断、屋根や外壁の劣化診断、シロアリ被害、基礎の通風口の網張り点検など様々な「診断」があります。
近隣で施工中の者ですが、ご挨拶に伺いました
単なる近所への挨拶を装って接触し、その流れで「ついでにお宅の様子も拝見しましょうか」と強引な勧誘へとつなげる手法です。
○○の職員です!○○協会の派遣で来ました!大手の○○社の製品を使ってリフォームしませんか?
このように、誰もが知る公的機関や著名な企業の名称を騙ることで、相手の警戒心を解き、安心感を与える手口があります。
モニターを募集しています!
「今ならキャンペーン中なので、通常よりもずっと安く工事ができますよ」といった魅力的な提案で、巧みに勧誘してきます。
お宅の壁にひび割れがあります!一刻を争います!
建物の外部から視認可能な屋根や外壁、基礎部分の劣化状況を、あたかも親身な第三者を装って指摘してくる手口です。
介護保険を適用すれば、自己負担なしでバリアフリー化が可能です!
高齢者世帯を狙い、介護保険制度の活用で「無料」でリフォームができると持ちかける業者が存在します。しかし、介護保険による住宅改修費の支給には厳格な条件があり、支給額も最大20万円の工事費に対して9割(上限18万円)までと定められています。したがって、工事費用が完全に「タダ」になることは現実的にまずあり得ません。
4.悪質業者が点検・指摘で狙う箇所
悪徳業者は、住人が普段目にすることのない床下や屋根裏といった死角に潜り込み、もっともらしい欠陥を指摘して不安を煽ります。
マンションなどの集合住宅では、「すぐに修理しないと階下に漏水被害が出る」と水まわりの不備を強調するケースが目立ちます。
さらに悪質な手口として、わざと屋根瓦をずらして撮影した写真を証拠として見せたり、あらかじめ用意していたシロアリを放って被害を捏造したりすることもあるため、細心の注意が必要です。
5.大幅な値引き提示に隠された裏側
悪質業者は、時に数十万から数百万単位という、常識では考えられないような大幅な値引きを提案してくることがあります。しかし、本来、誠実に算出された見積書において、これほどまでの値引きの余地があることはまずあり得ません。
たとえ価格を半額に下げたとしても業者側に損が出ないのは、あらかじめその値引き分をあらかじめ正規の価格に上乗せして提示しているからに過ぎないのです。
6.悪質業者が用いる強引な勧誘・契約手法
悪質リフォーム業者は、他社との比較(相見積もり)や契約の取り消しを極端に嫌い、その場で即決させるためにあらゆる手段を講じます。
- 執拗な居座り:何時間も居座って契約を迫り、疲れ果てて「早く帰ってほしい」という心理に追い込んで署名させるケースがあります。
- 「客電」による心理的圧迫:その場で会社へ電話を入れ、値引き交渉の芝居をしたり「契約が取れた」と報告したりして、断りづらい空気を作ります。
- 粘り強い再訪問:一度断られても、執拗に足を運び続ける押しの強さで契約を取り付けることもあります。
また、契約後の動きも非常に迅速です。クーリング・オフなどのキャンセル猶予を与えないよう、契約直後からすぐに工事を開始しようとする傾向があります。
さらに注意すべきは、工事が始まってからの「追加提案」です。「ここも直した方がいい」と次々に別の箇所を勧められ、最終的には当初の予定よりも高額で大規模な工事を契約させられるケースも少なくありません。
悪質な手口を理解して被害を未然に防ぎましょう
これまでにご紹介した特徴や言動に心当たりがある場合、それは悪質なリフォーム業者による勧誘かもしれません。
彼らが用いる巧妙な手口をあらかじめ把握しておくことは、自分自身や大切な住まいを守るための強力な武器になります。
「自分だけは大丈夫」と過信せず、不審な点があれば冷静に対処できるよう、本情報をぜひ役立ててください。